輸送の手引き
- 2014/03/07(Fri) -
宇宙の輸送人になるためのガイド

目次
1.概要
2.輸送に用いられる艦船
 a)輸送艦
 b)高速艦
 c)フレイター
 d)オルカ
 e)空母
3.輸送の効率化
 a)モジュール
 b)インプラント
 c)テクニック
4.危機管理
 a)既知の脅威
 b)モジュール
 c)テクニック



1.概要


EVEの輸送艦は種類が多く、状況に応じた適切な運用が求められる。この項目では基本的な輸送に関する情報を綴る。


2.輸送に用いられる艦船


a)輸送艦
名前の通り、輸送を第一の仕事とする艦船。戦闘能力は極めて低く、弱い巡洋艦程度の防御力と、殆ど無害な攻撃能力しか持たないが、カーゴホールドの大きさは戦闘艦のそれとは比べ物にならないほど広い。

各国家は大きく分けて3種類のTech1輸送艦を保有している。それぞれ名付けるとすると、高速型輸送艦・大容量型輸送艦・特化型輸送艦といったところだろう。

Sigil, Badger, Nereus, Wreatheは高速型輸送艦に当たる。レベルごと機動性へのボーナスを持ち、ワープイン時間・ワープ速度とも早い。また、LSEを2枚搭載可能な程度のパワーグリッドを有している為、防御力も高い。

Bestower, Tayra, Iteron Mark V, Mammothは大容量型輸送艦に当たる。カーゴキャパシティが広いが防御力が低くなりがちで、安価かつ大容量な物資の輸送に適している。最大速度に対してもレベルボーナスがあるが、役に立つ状況は少ないだろう。

Kryos, Epithal, Miasmos, Hoarderは特化型輸送艦と分類され、鉱石専用・弾薬専用など、艦ごとに異なる専用のカーゴを持つ。防御性能などは大容量輸送艦に近いが、カーゴ容量増加Modなどにロースロットを割く必要が無い為、カスタム性は比較的高い。

以下にTech1輸送艦の一覧を示す。(スキルボーナスによる違いを明確にする為、ALL5で算出している。)

_T1 Indy__


補足:アマーSigilはパワーグリッドが高いため、比較的低Lvでも高いEHPを確保しやすい。また、ロースロットが最多で、カスタム性が高い(最も安全なTech1輸送艦になるポテンシャルを有している)。

輸送艦のTech2は、ブロッケードランナーとディープスペーストランスポートに分けられる。
ブロッケードランナーはCovert Ops Cloakを搭載できるため、ローセキュリティスペースまでは比較的安全に運用できる。

アジリティ・ワープ速度はTech1の高速型輸送艦を上回るが、代償としてカーゴ容量は減少している。アマーのProratorとガレンテのViatorが、カーゴの広さから一般的に好まれる。ワームホールスペースでの運用を想定するなら、スキャンプローブを搭載可能なProwlerが重宝される。カーゴスキャナーに対して耐性があるものの、宝くじ感覚でのGankもあるので過信してはいけない。

ブロッケードランナーが潜入型であるのに対し、ディープスペーストランスポートは強行突破型といった性能。比較的強力なタンクを持ち、ワープコア強度にボーナスを持つ。しかしながら多くのゲートキャンプにとってキャッチしやすいのはCovert Ops Cloakを持たないディープスペーストランスポートであり、タンクが強いとは言えども、その他の性能を勘案すると十分とは言えない。かつては広いカーゴホールドによりハイセクの輸送でも運用されていたが、アップデートによりT1輸送艦が大幅に強化されたため、その役すらも取って代わられた。
※ブロッケードランナーはアップデートを経て役割が変わった。

b)高速艦
輸送艦は輸送業務にて用いられる代表的な艦ではあるものの、容量を必要としない輸送ではフリゲート級などの高速艦が好まれる。
以下に代表的な艦を挙げる。
 ・シャトル
 ・探査用フリゲート
 ・インターセプター
 ・コバートオプス

シャトルはワープイン時間が早く、安価であるのが長所。

探査用フリゲートはカーゴベイが広く、ちょっとした輸送はこなす事が出来る。(マグニートはモジュールとリグで1600m3まで広がる。)

インターセプターはワープイン時間・ワープ速度が最速な上にバブルを無効化できるため、Nullで敵との遭遇が想定される場所での簡易な輸送に適している。

コバートオプスはクロークが使用可能である為、ロー以下では比較的安全な輸送が可能。

下表に探査用フリゲート・コバートオプスの性能表を示す。
 frig hauler



c)フレイター ※Kronos前の情報につき古し
Tech1輸送艦20隻分以上もの積載量を誇る超大型輸送艦。コープ単位での物資輸送、補給などに適している。ワープイン時間が絶望的に遅く(40秒前後)、ワープ速度自体も遅い。その上モジュールが一切搭載出来ないので、速度改善はスキルとインプラントに頼ることになる。

カルダリのCharonは最大の容量(981,250m3)を持つが最も鈍足。ミンマターのFenrirは最も早いワープイン時間を誇るが、カーゴの容量とEHPは最も少ない。ガレンテのObeliskは最も高いEHPを持つ。アマーのProvidenceはバランス型。
各国フレイターの性能表を下表に示す。

 Freighter.png


Tech2はジャンプフレイター。数光年先へのジャンプ航行が可能だが、容量はフレイターの半分程度。ヌルに拠点を構える場合、JFサービスにはお世話になるだろう。(BFLなど、ヌルへの配送を受注する業者もある。)

d)オルカ
スキルボーナスとモジュールで70,000m3を超えるカーゴホールドに加え、50,000m3の鉱石ホールド、フリートメンバーが自由にアクセスできる40,000m3のフリートハンガー、極めつけは組立済みの船を格納可能な400,000m3ものメンテナンスベイを持つ。
タンク面を強化するとフレイターをも超えるEHPを誇り、ガンクに対する耐性は高い。

e)空母
ローセク以下でのみ運用可能。広いシップメンテナンスベイとジャンプドライブを持ち、組立済みの船の輸送に適している。コーポハンガーの大きさはそこそこ。


3.輸送の効率化


 a)モジュール
 カーゴ容量増加はスタッキングペナルティの影響を受けないが、機動性増加は受ける。カーゴ容量が欲しければExpanded CargoholdとCargohold Optimizationの組み合わせが良い。カーゴホールドにNanofiber Internal Structureなどを必要数積んでおくとステーションにドックするごとに換装が出来るため、航行時間を短縮する助けになる。

 i) Expanded Cargohold
  カーゴホールドの最大容量を上げ、速度とストラクチャHPを下げる。ドローバックが気にならなければMeta4でよい。
 ii) Nanofiber Internal Structure
  機動性・スピードを上げ、ストラクチャHPを下げる。基本的に機動性を上げたいときはコレを使う。
 iii) Inertia Stabilizer
  機動性を上げ、シグネチャ半径を増大させる。ドローバックが痛すぎるが、ケースバイケースで。
 iv) Cargohold Optimization
  カーゴ容量を上げ、アーマーHPを下げる。
 v) Hyperspatial Velocity Optimizer
  ワープ速度を上げ、CPU容量を下げる。

b)インプラント
機動性やワープ速度の更なる増加を求めるのならば、値は張るもののインプラントという手段がある。フレイターは一切モジュールを装備出来ないので、トラック野郎の基本装備となる。以下に代表的な航行時間短縮インプラントを示す。

implant.png

nomad_.png

Ascendancy.png


c) テクニック
i) Altハウラーの作成
Altキャラをハウラーに仕立てるのは様々な面から見て合理的である。T1輸送艦で済ませるのならば必要なスキルポイントは安く済み、トレードハブに常駐させておくとステーショントレーダーとして金策しつつ、必要なときにメインキャラの拠点に補給に向かわせるのも容易くなる。戦争に巻き込まれた際の兵站役としても使える。
フレイター以降のスキル取得を考慮するのであれば、EVEMONで時間を見積もりつつデュアルトレーニング等も視野に入れると良いだろう。

ii) MWD 10秒ワープ
100MNマイクロワープドライブを1サイクルだけオンにする事でワープ速度に到達させ、MWDの停止と同時にワープインする手法。主にオルカや一部のBSで使われる。
 手順:
 1.停止状態から目的地にワープをクリック
 2.MWDオン(1サイクルのみ)
 3.MWDオフと同時にワープ


4.危機管理


a)既知の脅威
i) 海賊
ローセクやヌルセクにはPvPerが徘徊しており、無防備な輸送艦などは真っ先に標的となり得る。十分な対策をしておらず、飛び方も無防備であれば間違いなく落とされるだろう。もしローセクを通過する場合、WCSとある程度のタンクモジュール等を搭載することで若干の対策にはなるが、リスクは残る。ブロッケードランナーの運用も視野に入れると良い。

ii) Suicide Ganker
Suicide Ganker(カミカゼ)はハイセキュリティスペースにおける最大の脅威だろう。ハイセクではアグレッション行為等を行うとコンコードが現われて、攻撃者は例外無く撃沈させられる。但し、コンコードの到着時間はタイムラグがあり、到着までに強奪行為を行のが所謂カミカゼである。コンコードの到着時間はシステムのセキュリティステータスと、コンコード艦の状態によって決まる。1.0セキュリティの場合に到着は最も早く、アグレッションから無力化までおよそ6秒で、0.5の時に最も遅く19秒前後。コンコードを事前にグリッド上に呼んでおくと無力化までの時間はSS1.0でおよそ2秒、SS0.5でおよそ9秒まで短縮される。(逆にコンコードがグリッド外で仕事中の場合は、反応までの時間は6秒程度延びる。)
単独の駆逐艦、巡洋艦で無差別カミカゼを行う手合いであれば、タンク面の強化である程度の対策となる。組織的なカミカゼとしては、事前にカーゴスキャンを行い、対象を沈めるのに十分なDPS艦を用意して行われる為、狙われたら回避・防衛は難しい。組織的なカミカゼは主に交通量が多く、セキュリティステータスの低いシステムでの活動を好む(つまるところ、UedamaとNiarja)。そういったシステムを通る際は特に、高すぎる貨物をT1輸送艦で運搬するのは避けるべきだろう。
なお、オートパイロットはカミカゼの格好の標的となるので、フレイターやオルカ以外では避ける事。
一般的にガンクはT1輸送艦で積荷価格100mil前後~、フレイターで積荷価格1.5bil~を目安に狙われ始めるようだが、ガンカーの気分次第でどうとでもなるので油断は禁物。

iii) バンパー
バンパーとは体当たりによって大型艦のアラインやサブワープを妨害する人達のことを指す。フレイターガンクの前段として行われる他、単純に進路妨害によって身代金を要求する等の手口がある。経験上、ガン無視していれば諦める。
iv)戦争相手
当然ながらハイセク戦争中、敵の襲撃が想定される場合は輸送艦を飛ばすべきではない。

b)モジュール
 i) Shield Extender
 シールド容量増加。高速型輸送艦と特化型輸送艦はラージサイズを装備、大容量型輸送艦は一部を除いてPGの強化を
 しない限りミディアムしか乗らない。シグネチャの増加はあるものの、元々大きいシグネチャを持つ輸送艦なので、
 この程度の定数増加は許容範囲と考えられている。
ii) Shield Resistance Amplifier
 シールドレジスタンスを上げる。パッシブモジュールなので、システム移動ごとにONにする手間が無く便利。
iii) Shield Hardener
 シールドレジスタンスを上げる。効果は上記SRAよりも高く全属性防御型もあるが、アクティブMod故にシステ
 ム移動ごとに一々ONにする必要があり、若干面倒。
iv) Damage Control
 ハルレジスタンスを上げる。最高レベルのEHPの上昇量を持つが、こちらもアクティブモジュールなのが難点。
v) Warp Core Stabilizer
 ワープコア強度を上げる。ローセク以下の危険地域では3つ以上搭載することが推奨される。
vi) Microwarpdrive
 マイクロワープドライブを使用可能にする。次項クロークトリックを行う際に用いる他、ゲートバックする際にも
 有効。

c)テクニック
i) クロークトリック
擬似クロークワープとも言われる、アライン中クロークする事で敵のターゲット・ワープ妨害を避ける手法。
必要なモジュールは、Improved Cloaking Device IIとサイズの合ったMWDのみ。
手順:
 1.ジャンプ後、ゲートクローク状態になる。
 2.目的地にアライン
 3.すかさずクロークをON
 4.MWDをON (クローク後数秒間、攻撃系のモジュール以外は使用可能)
 5.MWDのサイクル終了直前にクロークを解除し、目的地にワープ連打

Tech1のクロークは速度減少ペナルティが大きく、MWDでワープ可能速度まで到達出来ないため、Tech2クローク必須。
近すぎる惑星には使用不可(惑星のランディング箇所にリアラインするので、ワープインまでにタイムラグが生じる)。
参考動画 (4:25まで説明)
http://www.youtube.com/watch?v=9uBcK_c8Gy4



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フリゲート オーバービュー
- 2014/03/05(Wed) -
乗ったor戦ったor運用したことのある艦船について個人的感想

フリゲート偏




Punisher
硬い。全くの役立たずになることはほぼ無いが、出来ることは比較的限られる。
AB,Scram装備でクルーザー以上の敵にタックルすると、まさしくヘビータックラーと言えるほど沈まない。
但し、Medスロットが2つしかないので、タックル能力も合わせてTormentorの方が使いやすい。
MAPCガン積みすると中型のMWDが乗る(!)。 速度はオーバーロードで10000m/sに達するので、たまに使うと面白い。

Tormentor
若干やわらかくなった代わりに色々出来るようになったPunisherといったところ。
Medが3つある上にドローンも2匹積める。それでいてFGとして十分硬くなれるので、優秀なタックラーとなれる。
ソロPvPではMedスロットを生かして中距離戦に持ち込むのがセオリー。

Imperial Navy Slicer
ソロPvP向けの20kmカイト艦。
乗りこなすのにはLv5のAmarr Frigateスキルと、T2レーザーが必須。
ScorchPulseで長距離から馬鹿げたDPSを叩き込む。
スピード型だとタンクは無きに等しいので、くれぐれも捕まらないように注意。

Bantam
フリゲートのシールドロジ。
ロジ射程が30km弱と短いため好んで使われることはほぼ無いが、値段と扱いやすさの割にリペア量はしっかりした物。
鈍足な上に脆く、戦闘艦の30km圏内で如何にして生き延びるかが課題。いっそベイトになる覚悟で運用した方が良いかも。

Condor
割と何でも出来るミサイルボート。
Medスロットが豊富で、ソロPvPではprop,scram,webにTDを加えて中距離タレットキラーとなるもよし、
オーソドックスにライトミサイル+MWD・PropMod装備で遠距離カイトもよし。
フリートでは単純にタックラーとしても使える(高速型フリゲートの中では最遅になるが)。

Griffin
安価かつ効果的なECM艦。
Blackbirdと違い射程ボーナスは無いため、駆逐艦やスカーミッシャーの射程圏内の50km前後からジャミングを行う。
スキャン分解能の高さとコストパフォーマンスが特長といったところ。

Kestrel
ミサイルボート、Condorに似ているがより格闘向き。
ミサイルの射程がアホみたいに長いので、アンチサポートとしても使えないことは無い。

Merlin
色々使いやすい。
Medが多いのでレンジコントロール力を強化しやすく、単純に近接ブラスター型にしても、中距離レール型にしても優秀な部類。
PG・CPUの関係でMASBとの相性もよい。

Atron
安価・高速・高火力と、使いやすい性能を持つ。
1mil以内で組み上げたFitでも、高速・高火力を生かした奇襲は有効で、"じぶんぎょらい"のごとく運用する。

Incursus
リペア型近接艦。
フリート戦よりは、小規模戦でリペア力を生かした運用こそ、この艦の真骨頂とも言える。
ブラスター・レールはお好みで選ぶ(どちらも強い)。

Maulus
安価かつ信頼できるダンプ艦。
敵の電子戦艦やロジ艦、中距離スナイパー艦などに対して即効性のある妨害を仕掛ける。
ちゃっかりBandWidthが20Mbit/secもあるので火力も出せる。
個人的にCelestisと並び、フリートには是非入れておきたい艦。

Tristan
チビベクサー。
フリゲートながら5匹もドローンを出せる。
戦術もVexorに似ており、カイトしながらドローンを操るもよし、ニュートを積んで近接型にするもよし。
T1フリゲートクラスでは非常に強い部類。

Breacher
防御型ミサイル艦。
ぽっきりいきそうな外見にも関わらず、特化Fitだと瞬間的に耐えられるDPSはぶっちぎりで最強。
FWではポピュラーな方だと思うが、フリート戦ではめったに見ないので詳しくは知らない。

Rifter
バランスの良いPvP艦。
オートカノンの低い要求PGにより中型サイズのタンクモジュールに加えて、空いたHighにニュートまで装備可能。
交戦可能レンジは広く、攻撃属性の変更も容易であることから比較的好き嫌いせずに交戦できる。

Slasher
高速型フリゲート。
T1Frig最速のロックオン速度を誇り、インスタロッカーとして優秀。
戦闘艦としては、Atronと似た運用になるが、Med一つある分TDを乗せるなど工夫のし甲斐がある。


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